台風ヨランダ(30号)
被災地への援助総額公開サイトが海外からでも更新可能に
国外から寄せられた台風ヨランダ(30号)の被災地義援金の使途を確認できるウェブサイト「フェイス」は、4月25日から海外政府、国際機関も援助総額や使途を更新できるようになる。ラシエルダ大統領報道官が20日明らかにした。ウェブサイトも一新される。
台風被災直後から、援助が確実に被災者に届くかを不安視する声が国内外から上がっていた。これを受け、政府は昨年11月の台風被災後に「フェイス」を立ち上げた。同報道官によると、現状では海外からの援助総額をまだ正確には伝えきれていないという。
このため援助側が直接、援助額や使途を書き込めるように改めた。外務省によると、概容を伝えられた海外政府、国際機関の反応はおおむね好評だったという。
ラシエルダ報道官は「海外政府や国際機関からの援助が公正に報告されていることを(受益者や国民に)保証する必要があった」と説明した。
20日現在、表明された海外からの援助総額は計258億ペソ。また、総額6億ペソが比政府に寄付されたという。
「フェイス」のアドレスは「www.gov.ph/faith」