台風ヨランダ(30号)
来比中のノルウェー外相、被災地復興事業向けに800万ドルの追加支援表明
来比中のブレンデ・ノルウェー外相は9日、台風ヨランダ(30号)被災地のレイテ、サマール両州を訪れ、復興事業向けに800万ドルの追加支援を表明した。同国は先に3330万ドルの支援を表明しており、支援総額は4130万ドルとなった。
世界各国からの支援総額が、国連の呼び掛けた7億9100万ドルの約4割程度にとどまっていることにも触れ、「復興段階にある被災地は生活再建や災害対策にさらなる資金を必要としている。欧州各国政府に追加支援表明を呼び掛けたい」と述べた。
ノルウェー政府が仲介する比政府と比共産党の統一戦線組織、民族民主戦線(NDF)の和平交渉については、現政権下での公式交渉再開へ向けた協力の継続を表明した。
比政府によると、台風被災地向けに各国政府、国際機関から表明のあった支援額(2013年12月18日現在)は、無償資金協力6342万ドル、援助物資供与4億7556万ドルの計5億3898万ドル。
日本政府は、緊急無償資金協力3千万ドルなど総額5310万ドルの支援に加えて、自衛隊や医療関係者らを国際緊急援助隊として被災地へ送った。