台風ヨランダ(30号)
日系家電製造企業がソーラーランタン1002台を社会福祉開発省に寄贈
台風ヨランダ(30号)の被災者を支援するため、日系家電製造大手、パナソニック・マニュファクチャリング・フィリピン社は18日、太陽光で充電できるソーラーランタン1002台(220万ペソ相当)を社会福祉開発省に寄贈した。
寄贈されたソーラーランタンは、フィリピン市場ではまだ販売されていないタイプで、台風被災者が初めて使用することになる。
太陽光による充電6時間で最大90時間(照度6ルクス使用時)の発光が可能。LEDが5個ついており、必要に応じて明るさを調整できる。最大照度は100ルクス。
ランタンにはUSB端子もあり、携帯電話など他の電化製品をランタンと接続して充電ができるという。
台風被災地では、電力設備も甚大な被害を受け、現在も深刻な電力不足が続いている。同社の安平宣夫社長は「被災地で電気が足りないと聞き、太陽光で充電できるランタンの寄贈を決めた」と語った。ソーラーランタンは同省を通じて、被災者に届けられる。