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　アキノ大統領の末の妹で人気女優・司会者のクリス・アキノ氏が13日、台風ヨランダ(30号)の被災地、ビサヤ地方レイテ州タクロバン市を訪問した。クリス氏は「兄の対応に不十分なところは一切なかった」と述べ、同市市長に被災直後の対応の遅さについて非難されたアキノ大統領を弁護した。

　一方、日本と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の交流開始40周年を記念して東京で開かれる日・ＡＳＥＡＮ特別首脳会議に出席するため訪日中のアキノ大統領は13日、在日比人との会合で「私に対する批判の対処は神に任せる。私は（復興対策で）忙しい」と一蹴した。

　大統領はまた「大統領選に出馬した時、困難に立ち向かうことを覚悟した。リーダーとして、国民に希望を失わせてはならない」と、ボホール地震や台風ヨランダの被災地復興に尽力すると表明した。