台風ヨラン ダ(30号)
[ 304字|2013.12.1||気象 災害 (nature) ]
避難所では多くの被災者が屋外での排せつを強いられ、衛生状態が懸念されている
台風ヨランダ(30号)被災地では、避難所でのトイレ不足から多くの被災者が屋外での排せつを強いられており、一部では周辺の草むらに被災者の排せつ物が散乱しているという。
国連は29日、被災地での感染症や放置されたごみ、排せつ物など衛生状態に関して注意喚起、支援を呼び掛けた。
自衛隊の防疫チーム15人は26日午前、ビサヤ地方レイテ州タクロバン市内の避難所周辺で消毒薬の散布作業を行った。避難所のトイレは壊れたまま。仮設トイレが設置される気配はなく、多くの被災者は人目を避けながら、草むらで用を足しているという。
薬剤散布に当たる自衛隊員も排せつ物を踏まぬよう気を付けながらの作業だった。(今野喜六)