台風ヨランダ(30号)
閣僚級タスクフォースの第2回会合を開いた。大統領府が30日、内容を発表へ
台風ヨランダ(30号)の被災地復興で、政府は29日、マラカニアン宮殿で、閣僚級タスクフォース(TF)の第2回会合を開き、復興計画案について協議した。ラシエルダ大統領報道官によると、コロマ大統領府報道班長が30日、会合で承認された詳細内容を発表する。
会合は29日午後2時ごろから始まり、午後9時ごろまで続いた。会合の冒頭、モンテホ科学技術長官が、レイテ州タクロバン市などビサヤ地方で発生した高潮のシミュレーションについて発表した。その後、緊急性の高い短期的な復興計画について話し合われたという。
ラシエルダ報道官によると、タスクフォースは今後も、仮設住宅建設、避難民の再定住、インフラ復旧など、復興計画に関する協議を続ける。
復興計画案は、短期、中期、長期の3フェーズで構成される。家屋や公共施設、道路などのインフラ、配電網や上水道網などライフラインの再建を進める。アキノ大統領に提示された計画案の実施期間は2年で、必要な予算は1千億ペソ規模。