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　ビサヤ地方レイテ州アランガラン町で11日、国家食糧庁（ＮＦＡ）の倉庫が崩壊し、倉庫内や付近にいた８人が死亡した。

　ＮＦＡによると、倉庫内には、コメなど計６４５０トンが貯蔵されていた。被災地では食料不足が深刻化したため、10日ごろから被災者による倉庫からの食料品盗難も起きていたという。

　また、タクロバン港にあった貨物船に積まれたコメ１５００トンも盗まれたとの情報もある。ＮＦＡのエストペレス広報官は、食料不足の現状に照らして「略奪した住民を告発するのは難しい」との見解を示した。また、「一部の家族だけが独占するのでなく、多くの人に分け与えてほしい」とも付け加えた。

　政府は国軍輸送機Ｃ１３０などで被災地への救援物資供給に力を注いでいるが、配給では足りない状態が続いている。