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11月7日のまにら新聞から

台風ヨランダ(30号)

[ 575字|2013.11.7|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ]

猛烈な勢力を保ったまま8日、ビサヤ地方直撃へ。関係機関、自治体は厳戒態勢

 猛烈な台風ヨランダ(30号)が8日、ビサヤ地方東サマール州付近に上陸し、同地方からルソン地方南部を横断する見通しとなった。上陸時の最大瞬間風速は80メートルを超えるもようで、大統領府は6日、関係機関と自治体に厳戒態勢を敷くよう指示した。

 比気象庁によると、6日午後4時現在の位置は、ミンダナオ地方の東方1221キロの太平洋上で、時速30キロで西北西へ進んでいる。

 このまま進めば、8日昼ごろ、ビサヤ地方東サマール州南部付近に上陸する見通し。その後、同地方とルソン地方南部を横断して、9日午後までに西フィリピン海(南シナ海)へ抜けるもよう。

 日本の気象庁によると、6日午後8時現在の中心気圧は920ヘクトパスカル、最大瞬間風速は80メートル。上陸前夜の7日夜には、さらに勢力が強まり、中心気圧900ヘクトパスカル、最大瞬間風速85メートルに達すると予想される。

 上陸後も猛烈な勢力を維持するとみられ、内務自治省は6日、進路に当たる東部ビサヤ(サマール、東・北サマール、レイテ、南レイテ、ビリラン各州)、ビコール(アルバイ、南・北カマリネス、カタンドゥアネス、マスバテ、ソルソゴン各州)、ミマロパ(マリンドゥケ、東・西ミンドロ、パラワン、ロンブロン各州)各地域の自治体に対し、災害対策本部を設置して警戒を強めるよう指示した。(酒井善彦)

気象 災害 (nature)