国際原子力機関が比の原発政策査察
[ 291字|2024.12.10|経済 (economy)|econoTREND ]
国際原子力機関(IAEA)は2日から6日にかけてフィリピンで原子力インフラ政策・プログラムに関する追加レビューを実施した。トルコとパキスタンの専門家らからなる査察チームは、比では原子力発電導入に向けた組織構築での大きな進展が見られるとした上で、戦略の策定を完了させる必要があることや、送電網や産業界の関与、国内法制度整備などに関する必要な調査がまだ完了していないことなどを問題点として指摘している。比政府は現在、2032年までに総発電量1200メガワットの原子力発電施設建設を目指しており、50年までには発電量を4800メガワットに引き上げることを目標としている。(9日・スター)