9月外貨準備高 5カ月連続上昇
[ 412字|2024.10.9|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、9月末時点の総外貨準備高が前月比3.8%増の1120億ドルに拡大し、過去最高を更新した。総外貨準備高の増加は5カ月連続。比政府が国際金融市場向けに9月に発行した国債による調達額が計上されたことに加え、中銀が所有する金資産の評価額の上昇が準備高の拡大に貢献した。9月末時点の中銀における外貨建て預金額は20億3000万ドルと前月8月末時点の7億8950万ドルから2倍以上に増えており、前年同月の8億3440万ドルからも142%増加した。また、中銀が所有する金資産評価額も108億6000万ドルと8月の102億2000万ドルから6.3%増加した。比の総外貨準備高は2020年に1101億2000万ドルまで上昇した後、22年には961億5000万ドルまで下落したが、23年には1037億5000万ドルまで回復していた。中銀では24年末時点の総外貨準備高は1040億ドルに落ち着くと予想している。(8日・スター)