横浜ゴム比子会社 クラーク工場を拡張
[ 303字|2024.8.2|経済 (economy)|econoTREND ]
横浜ゴムのフィリピン子会社ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)は7月30日、パンパンガ州クラーク特別経済区にある製造工場のライン拡張工事(工費35億ペソ)を開始した。新生産ラインは2026年6月に稼働予定で、500人を新規採用する。同社のタイヤ生産能力は年産約1000万本で、新ライン稼働で生産能力は5%上昇する。YTPIはゴム原料の国内調達率を現在の54%から26年までに100%に引き上げ、完全国内調達を達成する計画。貿易産業省は、比政府が進めているルソン経済回廊開発計画が進展すれば、ルソン島中部のゴム産業へのさらなる投資が期待できるとしている。同社製品の94%は輸出向け。(7月31日・スター)