24~25年比経済成長率 メトロバンクが下方修正
[ 333字|2024.7.31|経済 (economy)|econoTREND ]
拡大商業銀行大手メトロポリタン・バンク&トラスト(メトロバンク)の経済調査部門メトロバンク・リサーチは、フィリピンの2024、25年の経済成長率予測を6.0%、6.0~7.0%から5.7%、6.0%にそれぞれ下方修正した。理由としては、金利が高く企業が有利子負債の増加につながる新規事業への投資に慎重なっていることや、一般世帯の借金が膨らみ個人消費が落ち込んでいることなどを挙げている。一方、インフレ率予測については、24年は3.3~3.6%から3.3%、25年は3.3~3.7%から3.1%にそれぞれ引き下げた。コメの関税率引き下げがインフレ上昇を抑える一方、ラニーニャ現象の影響による穀物生産量への影響に注意する必要があるとしている。(29日・マニラタイムズ)