DENRと鉱山団体持続可能な開発で合意
[ 387字|2024.6.14|経済 (economy)|econoTREND ]
環境天然資源省(DENR)と全国鉱山会議所およびフィリピンニッケル産業協会は、鉱山開発をより持続可能で透明性を確保し、責任あるものにするための政策改革を追究することで合意した。今回の合意を元に、鉱山団体側は業界メンバー企業の環境規制やガバナンスでの遵守状況を監視する倫理委員会を設置するほか、両者で鉱山活動が環境や周辺コミュニティーに与える影響を監視して評価するための合同機関を設ける。また、鉱山団体はDENRが提案していた各鉱山事業ごとに規制やガイドラインを遵守させるための担当者を任命することでも合意した。一方、DENR側も鉱物精製事業に対する優遇措置政策を整備することや、地域ごとの鉱山産業調整評議会に鉱山企業側の代表を加え、ロイヤルティー支払いでの先住民向け分配レートなどの問題を解決するために他の政府機関と調整することを約束している。(13日・インクワイアラー)