第2四半期成長率6%超えの見通し
[ 274字|2024.6.7|経済 (economy)|econoTREND ]
HSBCグローバルリサーチのエコノミスト、アリス・ダカナイ氏は、フィリピンの第2四半期(4~6月)の経済成長率は6%を超えるとの見通しを示した。前年同期は政府支出が大幅に縮小したため4・3%に減速していた。ダカナイ氏によると、個人消費の減速や投資の落ち込みはみられるものの、旺盛な政府支出が経済成長をけん引しているという。しかし、2024年通年では5・8%で、政府目標の達成は困難とみている。ただし、コメの関税率を引き下げればコメ価格の下落を契機に個人消費が刺激され経済成長率が最大1・4%上昇する可能性があるとしている。(6日・マニラタイムズ)