バタアン~カビテ連絡橋AIIBが融資承認
[ 375字|2024.5.27|経済 (economy)|econoTREND ]
中国主導の国際開発金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は24日、フィリピン政府の旗艦インフラ事業の一つであるバタアン~カビテ連絡橋建設事業に対する640億ペソの融資を承認したことを明らかにした。総延長32キロでマニラ湾を横断する連絡橋建設事業は今年中に着工する予定で、節電効果の高い街灯や気候変動に対応した警報システムなどを導入する計画。バタアン州マリベレス町からカビテ州ナイク町までを結ぶ連絡橋が開通すれば、現在陸路で5時間半かかる移動時間が45分に短縮される。AIIBのミスラ副総裁代行(東南アジア・太平洋諸島・南アジア地域投資事業部門担当)は「同連絡橋事業への融資承認は拡大マニラ地域における包摂的で持続可能な成長を促すというわれわれのビジョンを実現させるための重要な一歩を意味する」と意義を強調している。(25日・インクワイアラ―)