3月ホットマネー2.3億ドルの純流出
[ 358字|2024.5.3|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、3月単月の投機的短期資本である外国ポートフォリオ投資(ホットマネー)は2億3600万ドルの純流出で、前月の6億8920万ドルの純流入から流出に転じ、前年同月の7026万ドルの純流出からも3倍以上に拡大した。RCBCのリカフォート筆頭エコノミストによると、中東紛争や南シナ海領有権を巡るフィリピンと中国の緊張激化に加え、米連邦準備制度理事会による利下げが遅れるとの見通しから海外投資家が米国などに資金を移動したとみられる。流入額は前年同月比11.9%増の14億1000万ドルで、56.7%は株式投資、43.3%はペソ建て国債の購入だった。流出額は同53.9%増の16億4000万ドルで、53.9%は米国への資金移動だった。第1四半期(1~3月)では3億7740万ドルの純流入だった。(2日・スター)