データセンター部門をPLDTが子会社化
[ 359字|2024.3.29|経済 (economy)|econoTREND ]
通信大手PLDTは、データセンターの建設や運営、営業活動などに特化した子会社VITROを設立した。代表者はePLDTのビクトール・ヘヌイノ社長兼最高経営責任者(CEO)が兼務する。調査会社ストラクチャーリサーチの報告書によると、フィリピンの2023年末時点のデータセンター市場規模は2億1900万ドルに達しており、28年まで毎年平均36%で伸びると予想されている。データセンター事業では今後、大規模なハイパースケーラーと呼ばれるアマゾンやグーグル、メタなどの大手テクノロジー企業による需要が事業の中心になるとみられており、専門に取り組む子会社組織が必要と判断した。VITROは現在データセンター10カ所を運営しているが、今年7月にはラグナ州サンタロサ市で建設中のデータセンターが稼働開始する見込み。(27日・スター)