マニラ空港再整備事業BDOがサンミゲル支援
[ 403字|2024.3.5|経済 (economy)|econoTREND ]
シー財閥系で拡大商銀大手BDOユニバンクの投資部門BDOキャピタル&インベストメンツが、マニラ空港再整備・運営事業(事業費1223億ペソ)を受注したサンミゲルを中心とする企業連合体SMC・SAP&Coコンソーシアムに融資すると発表した。運輸省と受注企業との発注契約書は18日に署名予定。事業費の大半を同行が融資するとみられている。BDOキャピタルのフランシスコ頭取によると、受注企業の発表を行う前日に運輸省から電話があり、サンミゲル主体の企業連合体による利益分配提示の内容を確認するよう求められたという。提示内容には空港運営収入の82.16%を政府取り分にすることが盛り込まれていたが、同行として必要な資金を融資する準備があると返答したという。格付け大手フィッチの調査子会社は、今回の利益分配条件では企業連合体は空港運営事業で利払い前・税引き前・減価償却前利益が赤字になると予想している。(2日・スター)