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　アジア開発銀行（ＡＤＢ）は19日、フィリピンの地方銀行９行と銀行コンソーシアム１行に対して業務のデジタル化を支援するため、総額65万5000ドルを無償供与したと発表した。資金供与を受けたのはポラック銀行、モンタルバン銀行などルソン地方から６行、ビサヤ地方から１行、ミンダナオ地方から２行の計９行と、地方銀行３行から構成されるグッドバンク・コンソーシアムの１行。供与を受けた地方銀行は、いずれも中小零細企業や女性、農民や漁民などに対して金融サービスを提供しており、デジタル化移行事業提案書をＡＤＢに提出して審査の上で選ばれた。今回の資金は、ＡＤＢの「インクルーション・トランスフォーメーションのためのフィンテック」（ＦＩＴ）プログラムから拠出されている。同プログラムは比中銀やフィリピン地方銀行家協会も支援している。（20日・ビジネスワールド）