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2月20日のまにら新聞から

首都圏地下鉄向け電力開閉所建設 メラルコが2.8億ペソ支出へ

[ 636字|2024.2.20|経済 (economy) ]

首都圏地下鉄事業向けの電力開閉所の建設で運輸省とマニラ電力が合意した署名式が19日、パシッグ市で行われた

開閉所の建設合意署名式で握手をするバウティスタ運輸相(左)とアぺロチョ筆頭副社長=メラルコ提供写真

 配電大手マニラ電力(メラルコ)と運輸省は19日、首都圏パシッグ市で、日本政府の融資で建設が進められている旗艦インフラ事業の一つである首都圏地下鉄事業に電力を安定供給するためのスイッチングステーション(電力開閉所)の新設で正式合意した。合意署名式にはバウティスタ運輸相とメラルコのロニー・アぺロチョ筆頭副社長兼最高執行責任者(COO)が参加した。

 同地下鉄事業の車両基地が置かれるバレンスエラ市ウゴンに建設される。出力は115kVで、建設費は2億8000万ペソと見積もられている。首都圏地下鉄の鉄道システムとメラルコの配電網とを接続させる極めて重要な施設で、2026年中の完工を目指す。

 バウティスタ運輸相は署名式で、「この先駆的な鉄道事業はメラルコによる支援がなくては進めることができない。今回の協働は官民連携事業よりも深いものであり、地下鉄の利用者らに恩恵を与えることになる」とメラルコの役割を高く評価した。

 また、アぺロチョ氏も「首都圏地下鉄事業は我が国の経済中心地における生活様式を確実に変える。今回の署名式は国家の旗艦インフラを支えるというメラルコの揺るぎない誓約を鮮明にするものだ」と意気込みを示した。

 首都圏地下鉄事業はケソン市ミンダナオアベニューからパサイ市のニノイアキノ国際空港ターミナル3までを結ぶ地下鉄建設・運営事業で、完全操業が始まれば両端駅間の移動時間が現在の自動車利用による1時間10分から45分に短縮される見込み。(澤田公伸)

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