貨物延滞保管料32%引き上げ
[ 410字|2024.1.8|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン港湾庁(PPA)は6日から管轄する国内主要貨物港で規定期間を超えて保管される輸出・輸入用貨物の延滞保管料を従来から32%引き上げた。冷蔵用貨物の場合はさらに150%のサーチャージが科される。昨年12月6日に発令されたPPA覚書通達021-2013号に基づく措置。20フィートの輸出入向けコンテナ貨物の場合、貨物船や貨物トラックから荷下ろしされた日から5日間は貨物港施設で無料で保管されるが、6日目以降は従来レートから32%引き上げられたレートが科される。ちなみに6日目から10日目までの延滞保管料は481.30ペソから635.32ペソに引き上げられたほか、31日目以降になると同料金が952.97ペソに引き上げられる。しかし、この延滞保管料の引き上げ命令については、輸出業者組合やサプライチェーン業界団体などから「あまりにも高すぎて国内経済にダメージを与える」と批判の声も出ている。(5日・マニラブレティン)