多目的ダム建設で事業可能性調査へ
[ 337字|2023.9.21|経済 (economy)|econoTREND ]
アボイティス財閥とノルウェー企業Scatecとの合弁企業SNアボイティスパワー(SNAP)は、国家かんがい庁(NIA)との間でイフガオ州のアリミット多目的ダム建設計画に関する事業可能性調査を実施することで提携合意を結んだ。同ダム建設計画は、周辺地域のかんがい用水を確保し、カガヤン州における洪水被災を軽減できることに加え、水力発電所の設置でルソン送電網への電力供給にも貢献できるとされている。SNAPは下流域のマガットダム建設事業にも同庁と提携して関与しており、昨年にはイサベラ州ラモン町にあるマガット水力発電所内に総発電量24メガワットのマガット・バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)の着工式を行うなど、エネルギー事業分野でも提携を強めている。(19日・スター)