船員派遣数年内にコロナ禍前水準へ
[ 307字|2023.6.30|経済 (economy)|econoTREND ]
オプレ移民労働者相は26日、今年第1四半期(1~3月)に海外就労した比人船員数は約15万人で、年内にはコロナ禍前水準の50万人に回復するとの見通しを発表した。船員に関する国際会議に出席した際に明らかにした。2019年に海外派遣した船員数は50万5769人で、世界の船員のうち2割を比人が占めていた。2020年にはコロナ禍で大幅に落ち込んだが、21年は25万2393人、22年は48万9852人と急速に回復している。バウティスタ運輸相によると、米国のクルーズ船運航大手カーニバル社は、比人船員を4万人採用すると比政府に伝えており、今後、さらに比人船員の海外派遣は拡大するとみられている。(27日・ビジネスワールド)