銀行の不動産貸付拡大 不良債権比率5%超え
[ 324字|2022.6.23|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、2022年第1四半期(1~3月)における市中銀行による貸付・投資総額に占める不動産セクター向け貸付・投資の割合が23.3%と前年同期の22.01%からさらに拡大した。
中央銀行によると、2022年第1四半期(1~3月)における市中銀行による貸付・投資総額に占める不動産セクター向け貸付・投資の割合が23.3%と前年同期の22.01%からさらに拡大した。しかし、中央銀行が定めている25%の上限にはまだ達していない。中央銀行はコロナ禍の2020年8月に国内の拡大商業銀行の全貸付・投資総額に占める不動産セクター向けの割合上限を従来の20%から25%に引き上げている。中銀によると、今年3月末時点の市中銀行による不動産セクター向けの貸付・投資額は2兆8500億ペソと前年同月比7.1%増加した。不動産セクター向け貸付総額のうち不良債権化した貸付金の割合も5.04%と前年同期の4.79%から上昇した。(22日・スター)