バス高速輸送事業の実施状況 世界銀行が「不満足」と表明
[ 330字|2022.4.20|経済 (economy)|econoTREND ]
世界銀行は、首都圏ケソン市のケソンサークルとマニラ市役所を結ぶ首都圏バス高速輸送システム(BRT)1号線事業について、運輸省による実施状況を「不満足」だと表明した。
世界銀行は、首都圏ケソン市のケソンサークルとマニラ市役所を結ぶ首都圏バス高速輸送システム(BRT)1号線事業について、運輸省による実施状況を「不満足」だと表明した。同事業については2017年に世界銀行が4070万ドルの融資を承認したが、これまでに支出されたのは0.3%に相当する10万ドルに過ぎないほか、運輸省の2022年予算にも関連項目が全く組み込まれていない。同事業への融資プログラムは11月に終了する予定。BRT1号線事業は、ケソン市からマニラ市までの11.5キロ区間に167台の高速バスを導入し、現在約2時間を要している移動時間を43分に短縮する計画。総事業費は55億ペソで、完成すれば毎日30万人の乗客が見込まれている。(18日・インクワイアラー)