過去最高の137億ペソ マニラウォーターの資本支出
[ 384字|2022.3.18|経済 (economy)|econoTREND ]
首都圏東部に水道サービスを提供するマニラウォーターの2021年資本支出額は137億ペソで、前年の107億ペソから28%拡大し2年連続で過去最高を更新した。
首都圏東部に水道サービスを提供するマニラウォーターの2021年資本支出額は137億ペソで、前年の107億ペソから28%拡大し2年連続で過去最高を更新した。同社は下水処理システムの拡充に注力しており、過去20年以上の間に400億ペソを投じている。下水処理の普及率はサービス区域全体の30%だが、同社が水道事業に参入した1997年時点での3%からは10倍に拡大している。同社はまた、水源の確保も進めており、ラグナ湖から取水して浄化するイーストベイ・ウォーター・システム事業やアッパー・マリキナ水源地の水を浄化するカラウィス・ウォーター・システム事業、そしてマリキナ川の水を利用するマリキナ・ポータブルウォーター処理場事業などを今後推進する計画。同社から水道供給を受けているのは130万戸(700万人以上)で送水管の総延長は約5千キロメートル。(16日・マニラブレティン)