マルコス氏当選なら比経済悪化へ 英シンクタンクが分析
[ 317字|2022.2.15|経済 (economy)|econoTREND ]
英シンクタンクのキャピタル・エコノミクスは毎週発表している経済見通しで、フィリピンの次期大統領選について、各種世論調査で支持率トップを独走中のボンボン・マルコス候補が当選した場合、比経済はコロナ不況から回復できないばかりか、逆に悪化する恐れがあると警告した。同シンクタンクのエコノミスト、アレックス・ホルムズ氏はマルコス候補について、ガバナンスの弱さ、政府機関の機能を過少評価する姿勢、政策立案経験の少なさ、汚職と縁故主義という特徴があり、これらが彼の政権に不安定化をもたらすと分析。マルコス氏の経済政策も効果的ではないとし、「マルコス氏の下で比の経済状況が改善するとは思われず、容易に悪化するだろう」と分析した。(14日・スター)