貧困ライン収入 算定基準を変更へ
[ 289字|2020.2.12|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン統計庁のマパ長官はこのほど、2001年から使用している貧困ライン収入額を算定する基準について、今年から変更に向け準備に入ることを明らかにした。5人家族が生活するのに必要な基礎的食品と非食品を購入できる最低限の収入水準を定める貧困ライン収入の算定基準は、前回設定から20年が経過しており、基礎的食品リストなどが実態に合わなくなっているとの指摘が出ていた。同庁が発表した2018年の1カ月当たりの貧困ライン収入は1万727ペソで、貧困ライン以下の人口比率は17.6%だった。ちなみに15年の同収入は9452ペソで貧困ライン以下の人口比率は23.3%だった。(9日・スター)