日本に比産高級米の関税引き下げ要請へ
[ 285字|2019.4.27|経済 (economy)|econoTREND ]
ロドルフォ貿易産業次官はこのほど、日比経済連携協定に関する次期改定交渉で、比側が有機米や伝統米などの高級米に対する日本側の関税率引き下げを求める意向であることを明らかにした。日本は輸入米に対する関税率が最低ミニマムアクセスの枠組み以外では778%と極めて高く、比側のコメ輸出に対して障害となってきた。同次官は比産高級米の予定輸出量はもともと少ないとした上で、日本に関税引き下げを求めたいとしている。一方、日本側は同交渉で、完成車に対する比側の関税率引き下げを求めてくると予想されている。比の完成車に対する関税率は現在、20%となっている。(24日・スタンダード電子版)