南スリガオ州に木材加工特別区
[ 307字|2018.1.16|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン経済区庁(PEZA)のプラザ長官はこのほど、ミンダナオ地方南スリガオ州ビスリグ町にある、1990年代に倒産した木材加工製紙大手PICOC社の元工場跡地などを木材加工・植林事業向けの特別経済区(エコゾーン)に指定して、木材加工業を復活させる意欲を示した。同長官によると、ルソン地方カビテ州のエコゾーンに入居する日系住宅大手のハウス・テクノロジー社(HTI)は木造プレハブ住宅用の資材を比国内で確保できないため、毎年1万立方メートルもの木材を輸入している状況。2011年の大統領令により森林伐採は禁止されているが、計画中のエコゾーンでは、植林事業と抱き合わせて木材加工業を誘致するという。(12日・マラヤ)