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　世界銀行（WB）は９月29日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行（AIIB）が先に正式に融資を承認していたマニラ首都圏洪水制御事業（事業費５憶ドル）に対して、AIIBと共同融資することを承認した。AIIBと世銀がともに２億760万ドルずつを折半して融資し、残りの8470万ドルは比政府が支出する。AIIBによるフィリピンへの融資支援案件は同事業が初めてとなる。同事業は首都圏のマニラ市やパサイ市、マカティ市やカロオカン市など11市町にある既存のポンプ場の施設を交換・更新し、20か所に新規のポンプ場を建設するほか、パシッグ川やマニラ湾沿いの運河や放水路などを再整備する。（９月29日・インクワイアラー電子版）