セメント輸入は今後4年続く
[ 307字|2017.9.27|経済 (economy)|econoTREND ]
国内有数のセメント輸入販売業者、セブ・オーバーシーズ・ハードウェア社のナポレオン・コー社長によると、国内のセメント製造業者が生産拠点の拡大を進めているものの、依然国内需要には追い付いていない。今後4年間は中国や他の東南アジア諸国(ASEAN)からの輸入セメントに頼らざるをえない状況という。フィリピンは昨年、600万トンのセメントを輸入しており、その輸入額は約250億ペソ。
同社長によると、国内セメント業者は、良質の採石場を買い占めており、中国のセメント製造業者2社が製造事業への参入をあきらめた。生産拡張をさらに急ぐことによって海外からのセメント輸入を安易に拡大している状況という。(25日・ブレティン)