マニラ北港事業35%株式を売却、ペトロン社
[ 327字|2017.9.27|経済 (economy)|econoTREND ]
複合企業大手サンミゲル社傘下の石油元売り最大手、ペトロン社はこのほど、マニラ北港運営企業MNHPI社の株35%を貨物コンテナ取扱業者最大手のインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービス社(ICTSI)に売却した。売却額はおよそ17億5千万ペソ。ペトロン社は当初、MNHPI社への出資を契機に、ばら積み貨物船を取り扱うマニラ北港に石油備蓄基地や穀物倉庫、セメントサイロの設置などを計画していたが、筆頭株主であるロメロ家の父子による株主権争奪紛争が長引き、投資引き上げを決断した。マニラ湾の主要な港湾施設は、マニラ北港の他に、ICTSI社が運営するマニラ国際コンテナ港とアジアン・ターミナル社が運営するマニラ南港の3施設がある。(23日・スター電子版)