ASIA WATCH
[ 298字|2017.8.31|経済 (economy)|ASIA WATCH ]
シンガポール中心部の地下道路整備計画を破棄
シンガポールの陸上交通庁(LTA)と都市再開発庁(URA)は29日、中央ビジネス地区(CBD)やマリーナベイ地区を環状に結ぶ全長30キロの地下道路整備計画を破棄したと発表した。シンガポールは自動車の少ない社会にシフトしていることが理由としている。
地下道路整備計画は1980年代後半、中心部を出入りする交通需要が高まるとの見通しを受けて構想された。
両政府機関は「中心部は包括的な公共交通網によりカバーされている。さらに2030年までにシンガポールの鉄道網は360キロにまで伸び、CBDの90%が都市鉄道MRT駅から徒歩5分以内でアクセスが可能になる」と指摘した。(シンガポール時事)