ASIA WATCH
[ 422字|2017.8.17|経済 (economy)|ASIA WATCH ]
インドネシアで病院分野への外国投資が急増
15日付のビスニス・インドネシア紙(30面)によると、投資調整庁(BKPM)のヒマワン・プラヨガ副官は14日、病院分野への外国投資(PMA)実績が2017年上半期は1430万ドルに達したことを明らかにした。
この実績は、15年通年の80万ドル、16年通年の20万ドルを大幅に上回る水準。最も多いのはオランダの投資家で、首都ジャカルタのメンテン地区の病院建設に1000万ドルを投資したという。
ヒマワン副官によると、外国投資の急増は、16年に政府が行ったネガティブリスト(投資規制業種リスト)の改正で、新たに総合病院への外資参入が認められたことが要因。現在は米国や韓国の企業も参入を検討しているという。
政府は14年に公布したネガティブリストで、病院分野のうち専門病院のみ外資の出資を解禁し、出資比率を最大67%と規定。
一方、16年では、総合病院についても外資の出資を認め、出資比率を最大667%と規定していた。 (時事)