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米人材コンサルタント会社マーサーが15日発表した調査によると、自分が勤務する会社に「満足している」シンガポール人の割合は73％で、世界平均の82％より低かった。15日付のシンガポール紙ストレーツ・タイムズ（電子版）が伝えた。

　調査は2016年、国内外の多国籍企業で働くさまざまな業界のシンガポール人４万2000人以上を対象に実施。

　自社を「良い」と回答した人は68％で、アジア太平洋地域全体の76％よりも低かった。

　また、自身の能力向上に必要なフィードバックを、直属の上司から受けていないと回答した人は20％。

　さらに３人に１人は勤務先ではキャリア目標を達成することが難しいと考えている。

　95％は自身の仕事の貢献ついてより幅広く認められ、より多くの報酬を受けることを望んでいる。

　自社の商品やサービスに誇りを持っている人は85％に上った。自社が商品やサービスの刷新を継続的に行われていないと感じている人は30％だった。

　また３人に１人は、自社が新たなアイデアの開発を支援していないと回答した。

　自分に影響を及ぼす組織の意思決定のプロセスに関与していると感じている人は70％で、世界平均の67％よりも高く、直属の上司が自身の仕事に関連する重要な情報について通知してくれると回答した人は80％に上った。（時事）