マニラ〜ラグナ貨物鉄道事業で交渉再開へ
[ 332字|2017.7.24|経済 (economy)|econoTREND ]
国内配電最大手のマニラ電力(メラルコ)の鉄道子会社、Mレール社は19日、フィリピン国鉄(PNR)との間で、マニラ港とラグナ州の貨物基地を結ぶ貨物鉄道事業の実施に向けた交渉を再開したことを明らかにした。比国鉄が有する軌道を利用して貨物列車を走らせるもので、事業総額は100億ペソ。Mレール社と国内コンテナ取扱業者最大手のICTSI社が合同で出資する。マニラとラグナ州を結ぶ貨物鉄道事業は2016年にまとまりかけたものの、大統領選実施によるインフラ事業の契約手続き一時凍結で棚上げとなっていた。同事業は首都圏南部カラバルソン地域で操業するエコゾーン進出企業にとってはロジスティック改善につながるほか、環境保護の観点からも有益とされている。(19日スタンダード電子版)