進まない住宅建設
[ 319字|2015.6.8|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
東部ビサヤ地域タクロバン市のロムアルデス市長によると、台風ヨランダで家を失った被害者の住宅建設が大幅に遅れており、同市では実現率が20%以下という。
台風から1年半以上たったが、タクロバン市では汚れたテント張りの仮設が並ぶ光景が見られる。家を失った1万4千家族のための住宅が必要とされたが、これまでにできた住宅は同市北部の14カ所に2千軒だけ。同市の復興予算20億ペソも十分に使われていない。遅れの理由は天候不順と住宅建設場所の確保が進んでいないことだという。
西部ビサヤ地域イロイロ市でも、台風で一部壊れたり、流された住宅19万軒の修理・修復をこれまでに終えたが、手つかず状態は22万軒に上っている。(5日・インクワイアラー)