ココナツ油の輸出激減
[ 329字|2014.6.9|経済 (economy)|econoTREND ]
ココナツ油は東部と西部ビサヤ地方が主産地だが、台風ヨランダの影響で今年1〜4月のココナツ油の輸出量が前年同期の46万6千トンから23万7千トンに落ち込んでいる。
比ココナツ輸出連合会がこのほど発表したところによると、ココナツ油の生産は過去2年間余り好調が続いていたが、昨年11月の台風でビサヤ地方のココナツ畑はほぼ全滅状態となった。生産量の激減から4月のココナツ油の引き取り価格は、1トン当たり1345ドルと1割ほど値上がりしているという。
フィリピン産のココナツ油は全生産量の70〜80%が欧州と米国向けになる。
台風の被害をあまり受けなかった北ミンダナオ地方のココナツ油の生産は前年同期比で2・1%増えているという。(5日・ビジネスミラー)