金精錬所を移転へ
[ 318字|2012.10.22|経済 (economy)|econoTREND ]
環境天然資源省の鉱山地学局(MGB)はこのほど、ミンダナオ地方コンポステラバレー州モンカヨのディワルワル山にある全ての金精錬所を、廃水貯蔵ダムのある同町マバタス地区に移転させる方針を決めた。農業用水の供給源であるナボク川の水銀など有毒物の濃度が急激に上がっているため。
アレッサMGB局長によると、移転対象はすべて小規模な精錬所で、工場廃水をナボク川に垂れ流ししており、放置すれば、コンポステラバレー州の水田が回復不能なほど汚染されてしまうという。
マバタス地区には総工費2千万ペソで2003年に建設した工場廃水を貯めるダムがあるが、使用されてこなかった。これを補修し、移転する金精錬所に使わせる。(21日、インクワイアラー)