ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 305字|2003.6.9|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
経済特区には優先供給
セブ・プライベート・パワー社(CPPC)の発電事業停止による電力不足問題で、オスメーニャ・セブ市長はこのほど、一般市民への電力供給を調整してでも、マクタン経済特別区(MEZ)=ラプラプ市=の入居企業とダナオ市にある日系企業に対する供給を最優先するとの見解を示した。
一方、ガルシア・セブ州知事はエネルギー省エネルギー調整委員会に対し、CPPCがビサヤ電力会社(VECO)と一九九八年に結んだ十五年間の電力供給契約の順守を求めるよう要請した。
CPPCは経常損失を理由に今月十五日から事業を停止すると発表。このため、セブ全島で電力不足に陥り、計画的な停電を実施する可能性も出てきている。(3日・ブリティン)