ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2002.6.3|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
1億ドルでパーム農園
モンテマヨー農務長官はこのほど、リビヤのカダフィ財団がミンダナオ島に大規模なパーム農園をつくる計画を地元農園と交渉していることを明らかにした。同長官は「新規事業は、特にイスラム教徒の生活向上を図る現政権に対する支援の表れだ」と歓迎している。
農園の総面積は三万五千ヘクタール。出資金は一億ドルでカダフィ財団が五〇%、マレーシアの投資者が二〇%、フィリピン側が三〇%をそれぞれ拠出する予定。だが、ミンダナオパーム油産業開発協力評議会によると、フィリピン側の投資が難しいため、昨年十二月から交渉に支障が出ている。国内のパーム油消費量は年平均九万五千トン、うち五七%を国内生産している。(5月28日・ミンダナオタイムズ)