ディアス選手が初優勝 女子重量挙げ世界選手権
重量挙げ世界選手権女子55キロ級でディアス選手が優勝し、同選手権初制覇
フィリピン初のオリンピック金メダリストである女子重量挙げのヒディリン・ディアス選手は7日、コロンビア・ボゴタで開催中のウエイトリフティング世界選手権の女子55キロ級で総合優勝し、同選手権を初めて制覇した。これで、東京オリンピックに次いで、2024年のパリ・オリンピックへの出場もほぼ手中にした。
ディアス選手はスナッチで93キロ、クリーン&ジャーク(C&J)で114キロを成功させ、合計207キロを達成。スナッチとC&Jの2種目で優勝し、総合優勝を合わせて3冠となった。
同種目の銀メダルはコロンビアのロサルバ・モラレスでそれぞれ90キロ、109キロで計199キロ、銅メダルはメキシコのアナ・ロペスでそれぞれ89キロ、109キロで計198キロだった。
フィリピンスポーツ委員会のホセ・エアラ会長は「ディアスの誰にも負けないという心の炎が最後まで燃え続けていた。自分こそが自身を測る基準であり続けているということを再び証明して見せた」とディアスの健闘と優勝を祝福した。
ディアス選手は2021年7月26日に比人選手として初めて東京オリンピックで優勝した後、2022年アジア競技大会と東南アジア競技大会(ベトナム・ハノイ大会)にそれぞれ参加していずれも優勝している。(深田莉映)