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　アジア６カ国の若手ジャズ奏者28人で結成された「アジアン・ユースジャズオーケストラ」が26日、首都圏パシッグ市で公演会を開く。公演に先立ち24日、同オーケストラのメンバーらが記者会見するとともに、首都圏ケソン市のフィリピン大で、音楽監督の松本治さん(58)指導の下、同大音楽学部の学生たちとジャズ交流会を開いた。公演は国際交流基金マニラ文化センターの主催。

　同オーケストラの発足、企画をした音楽プロデューサーの本村鐐之輔さん(68)は記者会見で「アジアで音楽の道を志す若者たちが、ジャズを通して文化交流し、お互いを成長させていくようなオーケストラを作りたかった」と話した。

　日本からもサックスやトランペット、ドラム、トロンボーンなどの演奏者計12人が参加。アルトサックスのセクションリーダーを務める岸本悠里さん(23)は、マニラ公演に向け「音楽の楽しさを比の人々と共有できることを楽しみにしている」と述べた。

　メンバー28人は、日本や東南アジア各国で行われたオーディションで選出され、８月には全員が東京で10日間のジャズ合宿を行ったという。

　９月17日に開かれたインドネシア・ジャカルタでの公演を皮切りに、比やシンガポール、タイ、マレーシアで巡回演奏会を予定している。２０１６年１月には東京、仙台、福島の３都市でも開催する。

　26日のマニラ公演は、首都圏パシッグ市オルティガスのメラルコシアターで午後８時から。入場料無料だが、オンラインでの事前登録が必要。登録先は http://ayjo-manila-2015.eventbrite.com 。