すし詰め教室さらに悪化
[ 311字|2002.12.9|文化 スポーツ (culture)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方の教育関係者は、教育省予算が削減されていることから、同地方の公立校教員新規採用がゼロになる恐れがあると警報を発している。二〇〇三年度国家予算案では文教予算は総額八千四十億円のうち一三%にすぎず、前年比一二%減という。
最近、マニラで開かれた全国公立学校長会議で、デヘスス教育長官は教員の新規採用を〇三年度は行わないことを表明している。
ミンダナオ地方の教育関係者は、新規教員採用ゼロ事態は同地方の小、中学教育に深刻な打撃になるだろうと憂慮している。特にサンボアンガ地方都市部の小、中学校では教員不足から一教室七十—百人のすし詰め授業が既に行われており、事態はさらに悪化するという。(3日・ブリティン)