太平洋セメントが100億円投資へ
[ 305字|2023.8.17|経済 (economy)|econoTREND ]
貿易産業省は15日、日系セメント大手のタイヘイヨウセメント・フィリピンズがバタンガス州カラカ町にセメントターミナルを新設する事業に100億円を投資すると明らかにした。年間70万トンのセメント製品をルソン地方に供給できる体制を構築する。同社はセブ州に本社を持ち、セブ州サンフェルナンド町にある主力セメント工場も年産300万トンの生産能力を持つ施設に増強するという。同社は比のインフラ事業投資が今後さらに拡大し、セメント需要も拡大するとみられていることから、2030年までに比での年間販売量を500万トンまで増強し、セメント市場における占有率を10%まで引き上げる目標を設定している。(16日・インクワイアラー)