「日本は経済協力に専念を」 混迷のフィリピン政治を読む(後)
[ 3162字|政治 (politics) ] 無料南シナ海で緊張が激化する中、日本はフィリピンとどう付き合うべきか。ジャーナリストの柴田直治氏に話を聞いた(後)
今月には第二次トランプ政権が始動し、5月には中間選挙が行われるなど、内外の政治状況が大きく変動する2025年。混迷を深めるフィリピンの民主主義をどう読み解くべきなのか。40年近くにわたりフィリピン政治に向き合ってきた経験に基づき、昨年「ルポ フィリピンの民主主義ーピープルパワー革命からの40年」(岩波新書)を上梓(じょうし)したジャーナリストの柴田直治氏(朝日新聞元論説副主幹)に話を聞いた。後編は現政権への評価、そして厳しさを増す国際情勢の中で日本は比とどう向き合うべきかについての同氏の見解を紹介する。(聞き手は竹下友章)