麻薬戦争繰り返してはならない サラ氏立件に関連し警察長官
[ 999字|社会 (society) ] 無料国家警察長官がサラ副大統領への立件に関連し、「麻薬戦争繰り返してはならない」
拘束されていたサラ副大統領側近の下院から病院への移送に際し、サラ氏とその護衛が警察を妨害した事件を立件したことについて、国家警察のマービル長官は1日、「政治的な動機は一切ない。法執行に政治的な地位は無関係だ」と説明した。その上で、前政権期の麻薬撲滅政策(麻薬戦争)が末端の売人や麻薬依存者を標的にしているとの批判を受けていたことに触れ、「法執行の不作為や選択的適用が国民の信頼を損なうのを見てきた。ドゥテルテ政権の麻薬戦争を繰り返してはならない」と明言した。警察への逆告訴を宣言するサラ氏に対抗する文脈で、麻薬戦争を明確に否定する発言が警察トップから引き出された格好だ。