インドネシアから「奇跡の帰国」 約15年ぶり、死刑判決受けたベロソさん
[ 1195字|社会 (society) ] 無料死刑囚としてインドネシアで服役していたベロソさんが約15年ぶりに帰国。成長した息子らと再会
インドネシアへの麻薬持ち込み容疑で2010年に逮捕、同年に死刑判決を受けながら、約15年にわたる政府の交渉によって、異例の死刑回避と比への移送が決定したメリージェーン・ベロソさん(39)が18日午前、マニラ国際空港に到着した。その後、ベロソさんは移送先の首都圏マンダルーヨン市の女子刑務所で両親、大きくなった2人の息子と再会。花束を持って迎えた息子たちを涙を浮かべながら抱きしめた。司法省矯正局のカタパン局長は「ベロソさんの人生における悲惨な1章の終わりを告げる帰国だった」とし、手錠などの拘束具なしで移送されたと説明した。