「非戦闘員退避作戦も議論」 台湾有事を念頭に米軍司令官
[ 1098字|政治 (politics) ] 無料比米両軍は22日に始まった総合合同軍事演習で、台湾有事を念頭に入れた非戦闘員避難に関する幕僚間の意見交換を行う
フィリピンと米国の総合軍事演習バリカタン参加のため来比している米海兵隊第一遠征軍(本拠地・カリフォルニア州)のマイケル・セダホルム司令官(中将)は24日、国軍本部で開いた会見で、「今回のバリカタンでは軍事攻撃が発生した際の非戦闘員退避作戦(NEO)について閣僚間の議論を積極的に行うつもりだ」と述べた。その上で、来年のバリカタンにNEO訓練を含めることを検討する意思を示した。比国軍のバリカタン責任者マービン・ルクディン少将も「大規模な民間人の退避訓練は人道支援訓練に含まれ得る。今後パートナー国と議論する必要がある」と述べた。比国防筋によると、今年のバリカタンの指令・統制訓練の中で、「台湾有事」を念頭としたNEOに関する意見交換を行う予定という。